〜 第1回 〜
交隣舎からの御挨拶
交隣舎出版企画(略称:交隣舎)を起ちあげて以来、ウェブサイト(いわゆるホームページ)を作ろうと思いながら、時間がとれないできた。このたび良い機会とご縁にめぐまれて、やっと5年越しの課題を解決できた。ささやかなサイトながら、<嬉しい>の一言に尽きる。サイトの構築作業をとりくんでいただいた方々にも、たいへんお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
<出版不況>が言われて久しい時期に、しかも身近な市場としては制約もある離島で出版を始めたのも、だからこそ島にも出版事業が必要なんだという思いから出発したこと。したがって、島外への市場拡大という課題は、出発時点から、常に解放されることのない条件だと認識している。全国どこからでも、ネット環境さえあれば購入できるという条件を、今後どれだけ活かしていけるか、楽でないことだけは判っているが、逆に、そうであるだけに、一つでも二つでも芽が出ることを素直に喜ぶことができるのは、考えようによっては、ありがたいことなの かもしれない。
<初心忘るべからず>の言葉を座右の銘に、購読者、訪問者の皆さまに育てていただきたいと思います。
2015年 12月 吉日
舎主 啓白