盗まれた仏像対馬と渡来仏の歴史的背景 著者: 永留久恵 四六判、46 頁 定価 600 円+税 対馬に伝わる渡来仏が、盗難にあったことで脚光を浴びた。一体は戻ったが、もう一体はまだ帰らない。韓国では「倭寇が盗んでいったもの」と論じる人もいるようだが、対馬に渡来仏が多いのは、倭寇の発生よりも古い時代から、さらに朝鮮王朝が仏教を迫害した朝鮮王朝時代にも続く。対馬は平和裏に仏像や教典類を輸入していた歴史の真相を明かす。